学校

3/7
前へ
/28ページ
次へ
開店準備で忙しそうな店長に弁当の件について話してみた。 「ユイが弁当を忘れた?…そんな事もあるんだな。じゃあシン届けてくれ。」 「え?あんな立派な高校なのに購買すらないんですか??」 「バッキャロウ!アイツが金持ってる訳ねーだろ!!…俺がやってねーからな。」 「…。」 「おい、なんだその目は!俺がケチな訳じゃねえんだぞ。アイツが受け取らねえんだよ。アイツも俺に似て頑固だからなぁ、困ったもんだぜ。じゃそういうことで弁当よろしく!店は多少遅れてもいいからな。」 かくしてオレはユイに弁当を届けるべく学校へ向かった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加