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須藤「あれ?真衣…これは…?」
いつきさんは腕を軽く上げ、夕焼けに照らされオレンジ色に光るブレスレットを仙崎へ見せた。
瀬田「(そういやアイツが学校で付けてるところ見たこと無いな……)」
仙崎はそのブレスレットを見るなり目を伏せた。
仙崎「装飾品の類(たぐい)は校則で禁止されてるの。
仕方ないでしょ。」
瀬田「(どんだけ真面目なんですか…)」
須藤「そっ…か。
なら確かに仕方ないな。
本業に差し障ったら駄目だもんな。」
仙崎「そう。
大体ね、いつk…」
瀬田「すみません!!
お話し中の所!!
その……
ここ…一応校門で、人が沢山いるので……場所を変えませんか……?」
気がつけば俺達の周りには夥(おびただ)しい数の生徒等が物珍しい目で傍観していた。
須藤「真衣……この子誰?」
仙崎「モルモット。」
瀬田「(ついに言い切りやがったぞコイツ。)」
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