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俺と仙崎といつきさんは学校から一番近い喫茶店に入った。
いつきさんは独断でコーヒーを三つ注文し、暫くして香ばしい香りが俺達三人を包んだ。
いつきさんはケータイで何やらメールを打っていた……
数分後、険しい表情で口を開く…
須藤「で……モルモットってどういう事……?
一緒に下校すると言うことは……それなりに仲が良い訳だよな?」
仙崎「仲なんて良くないから。」
瀬田「(え…修羅場……?これ修羅場じゃね…?ヤバくね?俺ヤバくね?)」
なぜか冷や汗が止まらない。
一分一秒が長く感じる。
カチャ…
いつきさんがコーヒーを口にする。
須藤「……………………………
…でもさぁ…」
仙崎「協力者よ!!例の!!」
瀬田「(え…?)」
『例の』で、話を通すということは、必然的にいつきさんもあの変な研究を知っているということになる。
確かに『付き合っているから話す』というのは分からなくはないが……
須藤「え……?
あぁw
君が瀬田翔大君か!!」
瀬田「え…あぁ…はい……(やっぱり知ってんのか。)」
仙崎「疲れる。」
瀬田「(俺のセリフだよ。バカヤロウ。)」
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