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『なんなんそのだっさい名前ー!センスなさすぎー!るぱんて!あはは!』
って、かつてツッコんだのは紛れもなくこのあたし。
「何でお前がここおんねん!?」
「あ!英治ー!!」
きゃ☆英治に会えたー!
って、ちゃうがな。
語尾にハートつけてる場合ちゃうがな。
え、どうしよ、英治の浮気現場を押さえようと思って来たのに、
本人に会っちゃったよ。
これってどうなん?
「梨々子がなんでうちの大学におんねん!」
「え、あ、えっと~;;」
やっべ。言い訳考えてないー。
「え?この子英治の知り合い?」
「ユージ、お前も何してんねん」
「オレ?や、可愛い子いたからぜひオレらのサークルに入ってもらおっかなーって」
「殺すぞ」
「へ;;」
ドスのきいた声と
殺意の籠った眼光に、
さっきの大人っぽイケメン…ユージくん?
が顔を青ざめさせた。
それから
「あ」
と、閃いた声を出してあたしを見た。
「彼女!?」
「え」
「ちゃうわ!」
「えええ―――!?」
なんで否定!?
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