☆3☆

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「はーはーはー~ん」 ユージくんが身体を左右にひねって、どうにかあたしを見ようとしてくる。 それを英治もユージくんと同じ方向に身体をひねって阻止する。 「なーるほどね」 「だから見んなって!」 英治の牽制も聞かず、ユージくんは一人でずっと何かを納得している。 なに?なんなん…? 「ふーん。そっかそっか。なるほどね。 どーりで英治が見せたがらないわけだ」 「?」 (見せたくないって…え、あたしを?) 「ユージ!余計なこと言わんでええねん! っつーか、だから嫌やったのに…あー最悪や;;」 ニヤニヤしてるユージくんに、 ヘコんでる英治… え、なに? あたしって…そんな… 友達に紹介するのも恥ずかしいの? じわ… 目頭が熱くなってきた。 あかん、 泣きそう… 最悪や。 英治の大学なんか、やっぱり来うへんかったら良かった… 「リリィちゃーん!おまたせー」  
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