☆3☆

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「あ」 元気に明るい声に顔を向ければ、 「はっ!?」 なぜか横から英治の驚いた声。 「リリィちゃんお待たせ~。って、あれ、誰この人ら」 「誰ってお前こそ…」 「あ!1回だけ見たことあったなぁ!リリィちゃんの彼氏の『英治』ちゃん!?」 英治の顔の右側部分がクイっと上にひきつったように見えた。 「ってリリィちゃんっ;;」 焦ったようにバッとあたしの耳元に顔を寄せて、手で声が漏れないようにしてから一気にしゃべった。 「何で彼氏に見つかってん!?」 「や~それが偶然…;;」 「あかんやん!先会ってもうたら浮気してるかどうか探られへんやん!」 「だって~;;」 (ていうか今、浮気どうこうよりあたしの存在が英治にとって…) バリッ! って、まるで何か剥がしたかのような効果音が聴こえてきそうなくらいの勢いで、 英治があたしとサキくんの身体を引き離した。 「おい、何で合コン男までここにおんねん?」 英治をそっと見上げたら うおっ! めっちゃ怒ってるやん!!!!  
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