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そんな二人のやり取りに気付くわけもなくあたしはニコニコしながら見てるユージくんに話しかけた。
「ユージくんは英治のサークルの友達?」
「うん。だけど高校から一緒なんだよオレ達」
「そーなんや!」
「英治さーずっと彼女の写真とか何も見せてくれなくってさー。
昨日も仲間内で飲むって話で英治に彼女連れてくるように電話したのに」
「あ、昨日の!」
昨日の英治の電話相手やったんや。
「結局一人で来るし。どーしてもオレ達に梨々子ちゃん見せたくなっかたみたいでさー」
「あー…」
英治、そんなにあたしのこと友達に紹介したくなかったんや。
「だからオレ達ずっと、英治の彼女って相当不細工なんだと思ってたんだよね!」
「はぁ…不細工ですいません」
(なんなん、東京の人ってキツない?本人目の前で不細工って…)
「けど納得した!英治が梨々子ちゃん見せたくなかった理由!
梨々子ちゃんめちゃくちゃ可愛いもんね!」
「はぁ、ほんまこんなんが彼女ですいま…
は?」
「わかるわかる!そりゃ隠しときたくなるわけだ」
「え?あの?」
「って、ことで連絡先教えてくんない?」
は?
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