☆3☆

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「あっかーん!!」 それまでサキくんとしゃべってた英治が、 突然あたしの前に飛び出してきた。 「何?英治」 「『何』ちゃうわ! 何で梨々子にちょっかい出してんねん!」 「『何で』て、可愛いから?」 「アホか!もうお前どっか行け」 「連絡先交換したらね♪梨々子ちゃーん」 「だ――!!やめろあほー!!」 自分のケータイを出してあたしに近づこうとするニコニコ笑顔のユージくんに、 その両肩を掴んで後ろに追いやって全力で遠ざけようとする英治。 「なんやねん、あの人めっちゃ軽いやん」 サキくんの方を見ると、 少なからず軽蔑したような白い目でユージくんと英治を見ていた。 「あ~もう;;こうなんのわかってたからユージには知られたくなかったのに」 「まぁまぁもうバレちゃったんだから観念しようよ英治くん♪」 「自分で言うな!てか誰が観念するかアホ!」 げんなりしてる英治の肩にユージくんは腕回してる。 初めは大人な雰囲気でカッコよかったイメージが、 この数分で180度変わっちゃったな~;;
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