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「もう大丈夫だよ」
慣れたし、と遠くを見ながら呟くエン。
「……そうか」
リベルもエンの気持ちを察し、あまり深くは言わない。
やっぱりリベルは良い奴だ……。
「んじゃ、教室行くか!今日は色々あるしな!」
「だな!!」
気をつかって無理に盛り上げてくれたリベルに合わせる。
二人は笑顔で校舎に向かっていった。
「見えねぇ…」
「ああ…」
今日は始業式。それに伴いクラス替えなのでクラス表が昇降口に張り出されている。
そこに来たのはいいが…
「だぁー!人が多い!」
皆が見に来ているため、中々見ることが出来ない。
「まぁ、待つしかないだろ…」
エンは苦笑しながらリベルに言う。
大人っぽい雰囲気を纏うリベルだが、中身は以外と子供っぽい。そのギャップにやられる女子も少なくはない。
しばらく経ってからクラス表を見て二人共同じクラス、2ーBだということ知り、二人は教室に向かった。
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