序章

3/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
外はうっすらと光が射しはじめている。 『プルルル…』 単音の着信音。 『ん…んー』 音に反応し亮一が起きる。 『はい…もしもし…』 『亮一か。』 テレビでよく聞く加工された男性の低い声。 驚き受話器から耳を離しす亮一。 冷静になり携帯が自分のモノではないことに気づく。 『なんや…ようわからんぞ…』 恐る恐る携帯を耳に戻す。 『亮一か。その女。を…』 『女…?…ふじゃっ』 再び耳を離し初めて自分の横に女が寝ている事に気づく。 思わず電話を切ってしまう亮一。 なぜか亮一はパンツをはいていることを確認する。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!