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中庭に連れてこられた海は今までの話全てを旬に話した。
旬「ふーん、あの新がね」
……?あの新って?
どうゆうことかな?
旬「あいつは信用してない相手に自分の過去何か話さねぇつーの。だから自信持て。たった1日の付き合いでもあいつにとってお前は立派な仲間なんだよ」
『なか…ま?』
旬は顔を真っ赤にしながら言葉を続ける。
旬「そうだよ!まぁーあれだな。生徒会はみんな仲間だってことだなっ」
あぁ…これが旬先輩なりの不器用な優しさなんだなー。
言葉や表向きが不良でも心の中はちゃんと優しい人だ。
『ありがとうございました!旬先輩って優しい人だったんですね』
旬「先輩何かいらねぇって。しかも敬語使うの禁止だろ?」
『そうだね』
旬先輩が言うことを信じて新を信じよう。
いつか本当に信頼しあえるようになるくらい仲良くなって新のお母さんを一緒に見つけに行こう。
それから旬と色々話していると学校終わりのチャイムが鳴った。
旬「もう終わりか?」
『えぇー?!あたし先生の話なんも聞いてないよ』
旬「それは大丈夫だろ、寮はどこかさえ分かっていればな」
『さっちゃんと同室だから多分大丈夫だよ』
旬「そうか、じゃあな」
『うん、ばいばいっ』
旬と別れたあたしはさっちゃんのいるクラスに向かった。
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