3話

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旬が中学2年生の時――… この時は今の面影が少しあるくらいでかなりの不良だった。 仲がよくて常に一緒にいる連れはたいてい決まって4人。 あの日もこの4人でコンビニの前にたまっていた。 「食い物買いに行こーぜ」 旬「あぁ、そうだな」 そうして4人はコンビニの中に入って食べ物を選びレジに並んでいた。 そしたらいきなり店員に声を掛けられた。 店員は俺のポケットに手を突っ込んでいきなり怒鳴りだす。 「なんだねこれは!」 店員の手には入れた覚えもないタバコとライターそれとお菓子が入っていた。 「これはうちの商品じゃないか!万引きだね?!しかも君はまだ中学生じゃないのか?どうしてタバコ何か持ってるんだ!」 旬「知らねぇよ。万引きもしてねぇし、タバコも吸ってねぇ」 「じゃあ何なんだこれは」 本当に知らなかった。 気が付くと周りにいつもの連れがいつの間にかいなくなっていた。
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