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耕「ていう訳、詳しく話したのは海が初めてだよ」
俺の話を聞いた海は真っ直ぐ俺を見ながら泣いていた。
『う"っ…ひっぐ』
耕「どうして泣いてるの?」
『だって…ひどいよ彼女さんのお父さん、あたしだったらそのお父さん許せないしその場で狂ってると思うもん』
海は可哀想って言わなかった。
やっぱりだ。
海に話してよかった…
耕「そっか、ありがとう」
『また思い出して辛くなって泣きたくなったらいつでもあたしの胸で泣いていいからね?』
耕「ははっ…格好悪いなぁ」
とか言いながら嬉しかった。
忘れよう。
今なら新しい人を好きになれるような気がするんだ。
旬…悪いけどそう簡単に海は渡さないよ?
海の涙が止まると2人はそれぞれ教室に帰っていった。
会話を聞いてた人がいたなんて2人は全く知らないだろうね。
?「へぇーそうだったんだ」
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