なんてことはない

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お気に入りのZARAで買った下着とタンクトップを身につけ、これまたお気に入りのクロップドパンツを履く。 灰皿で半分程灰になったタバコを手に取り、鏡の前で満足そうにしている自分に向けて、煙を吹きかけた。 洗濯機を回し、携帯で友人翔にメール。 《2時に国際通りのスタバ、大丈夫?》 間もなく、翔からメールが届いた。 《大丈夫だよ~♪》 堅が食器を洗い、洗濯物を干すと時計は1時45分になっていた。 『やべ~、また怒られる!』 古着屋で買った綿のシャツとカバンを手に取り、急いで部屋を後にした。
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