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『堅!』
後ろから呼ばれる声に振り向くと翔がこっちを見ていた。
『漏れそうでトイレ行ってたさ~。それにしても混んでるよな~。でも、ちゃんと席は確保しといたぜ』
親指を立てる翔の目の先には、窓を通してカバンが置かれた席があった。
『悪ぃ、サンキュー。遅れたからおごるわ』
『ラッキー♪』
二人してアイスカフェモカの一番でかいサイズを手に外の席に着いた。
『で、どうだった~?昨日行ったんでしょ、テンバ』
にやけ顔の翔が堅に尋ねる。
『まぁまぁやったで~』
堅もにやけ顔で返す。
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