遥琉、ありがと

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ガキのわしの記憶には テレビ、絵本、おもちゃ そなぃなもんはなぁ、、、 クリスマスでも 誕生日でも 貰ったもんは一度もなぃ ケーキすらなぃ、、、 これほしぃ あれほしぃ 頼んだこともなぃ、、、 唯一わしにあったもんは 広島の園長が作ってくれたうさぎの縫いぐるみ これだけはわしを見捨てなかった、、、 毎日が恐怖でしかなかった おかんも、おとんおらんときはかまってくれた、、 でもおとんやねぇ~やんおるときは、わしがなんされても、、見て見ぬふり、、 わしはガキでしかないけど、、 それでも、、 ここにわしがおったらあかん、、 わしは生きてたらあかん それだけ感じてた、、、 今思えば恐怖から洗脳されてたんかもしれへん、、 と、同時にわしは家族やないてのが理解できた それは、ねぇ~やんはわしみたぃにはされとらんから、、、 そして家族言うんはこなぃなもんかいな、、てね。 これがわしの中の常識になってたかも、、、
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