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「はっ!大娯がてめぇになびかねぇから適当にオマケをくっただけかよ。」
「はぁ?オマケー?僕からしてみればそっちのモジャ頭のほうがオマケだったんだけどぉ?なんか勘違いしてるからそのままかまってあげてたけどさぁ、会長達って趣味悪すぎウケるぅ。」
「てめぇ、ぶっ殺す。」
「会長ってボキャブラリー少なすぎぃ。自分の意見通らなかったり反論されたりするとすぐ暴力に訴えるよねぇ。あ、その点ではそこのもじゃと相性ぴったりじゃーん。やったねぇ。」
猿飛くんが煽るように笑うと鬼の形相だった会長様がさらに鬼の形相になった。副会長様はそれに気づきマズいと思ったのか会長様を宥めにかかる。
「龍牙、落ち着いて下さい。ただの挑発ですよ。」
「うぜぇ、黙ってろ。」
今にも殴りかかりそうな会長様を必死に押さえつける。
「燐、君も謝りなさい。上級生に対しての態度ではないでしょう?」
「嫌だよ。副会長もおかしいと思ったら言えばいいのに我慢しすぎだよ。甘やかすからそんな性格になったんでしょ?会長は。」
そんななか置いてけぼりを食らってる置いてけぼりが大嫌いな子が声をあげた。
「みんな友達だろ!!燐も友達にそんな言葉言っちゃいけないんだぞ!龍牙が可哀相だ!謝れよ!!!龍牙に謝れ!」
耳をつんざくような絶叫。皆元くんは会長様を背にかばいながら猿飛くんを睨みつけた。
「は?友達?いつから僕がそいつの友達になったわけ?友達友達っていうけどさ、モジャ頭の言う友達って顔見てイケメンであればみんな友達ってかんじでしょ?しかも、自分を甘やかしてくれて自分の言うこといつでも聞いてくれるっていうの?それって本当に友達なのかなぁ?なんか下僕っぽいよねぇ。なに、自分を王様か何かと勘違いしてない?」
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