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「それからどうしても無理そうな時はここに連絡しろ。家も近いし助けてやるから。」
澤はいつの間にか私の携帯に自分の連絡先を入れていた。
「え?あ、うん。どうも。」
これもこの男のやり口か?と思われたが、また寝てしまうかもという不安から拒否できなかった。
「ところで悠里ちゃん何歳なの?あ、俺は27だけど。」
「26。」
「ふ~ん。近いね。」
自分から聞いておいて、澤は興味がなさそうにつぶやいた。
その日はそれで帰った。
(優しかったり怖かったり何だかよくわからない人だな。)
悠里は澤に対してそんな印象を持った。
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