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「木原さんは今日で入社から3ヶ月経つね。」
「はい。」
「仕事の覚えも早いし、とても良くやってくれていると評価しています。」
「あ、ありがとうございます!」
「そこで研修期間は終わりということで、今日から岩田君の下でやってもらっていたA社の仕事を、君に担当してもらいたいんだ。」
「私で良ければやらせていただきます!」
A社の案件は、そこそこ大きなプロジェクトで、岩田さんも慎重に進めていた。
「もちろん最初から一人ではなく、だんだん任せる仕事を増やすようにと岩田君には言ってあるから。」
悠里は、ようやく認められた気がして素直に嬉しかった。
「はい!頑張ります!」
席に戻る足取りも弾むように軽い。
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