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「まさかあんたがA社で働いてたとはね…。」
咳払いをして得意気にネクタイを整える澤。
ドキっとするほど絵になるから腹が立つ。
「ほんと世間は狭いねえ。」
そんな話しをしながらマンションにつくと、エントランスに凄く綺麗な女の人が立っていた。
「ソウちゃん!」
「咲?!」
澤の表情が固まる。
ただならぬ雰囲気の二人を気遣い、悠里は先にエレベーターに乗り込んだ。
(邪魔ものは退散しないとね。)
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