本当は

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そうに聞いた通りメニューはシンプルなもので、好きなものを作ってくれるらしい。 何がいいかなあー。 「俺お好み焼きね!」 「こいつのお好み焼きうまいよ!」 「えっじゃあ、あたしも!」 「了解しました~!」 斎藤さんはにこっと笑うと厨房の奥へ入っていった。 「よく来るの?ここ。」 「ん~まあまあかな。こいつ暇な時メールしてくるからしょうがなく来たりとか。」 「ふ~ん。そうなんだあ。」 トントンと包丁の軽快な音がしてくる。 「好きなもの作ってくれるのっていいね!」 「うん。卵かけご飯とかお茶漬けとかも食べてた。」 「あ~たまに食べたくなるよね~!」
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