本当は

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「わっ!!」 いきなり体が浮いたかと思うと、ひょいっと私を抱きかかえて寝室に向かうそう。 ドサッとベッドになだれ込む。 「ねぇっ・・ちょっと待って?」 「もう待てねぇ。」 「一個だけ聞きたいの。」 「何だよ。」 そうは嫌そうな顔で私から離れた。 伝えたい・・ 伝えなきゃ! 「私ね・・そうのことが好きだよ?」 「うん。」 「私ね、今日斎藤さんのお店に行って今まで見たことがないそうを見れて、私のことちゃんと想ってくれてるのが分かって嬉しかったんだ。 もちろん今までも気持ちは伝わってたんだけど。」 「うん・・。」 「私の好きは伝わってるのかな?って思って。その・・私素直じゃないし、気持ち伝えるのとか苦手だし。」 「ちょっと心配になって・・・。」
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