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澤が大丈夫?と言って背中をさすってくれた。
「うっ・・ヒック・・」
優しくされると余計涙が止まらなくなる。
すぐに出てけばよかったけど、仕事のことは伝えようと思った。
「知ってるかもだけど私・・あんたの会社の見積もりミスっちゃってっ・・」
「え?そうなん?」
「多分部長が謝りに行ったか行くかだと思う。」
「ふ~ん。」
何か考えている澤。
「大丈夫!後は俺にまかして!」
にっと笑ってみせた。
「えっ・・」
驚いて顔を見上げると、澤は笑顔だった。
後は任せて!と笑う澤がとても頼もしく見えた。
「ありがとう。もう帰るね。」
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