ブレイクタイム

3/13
前へ
/39ページ
次へ
 ここは高層マンションの20階。  窓の外には漆黒の闇が広がるが、その目を少し下にずらせば、途端にそこは夜を知らない大都会。  それは宝石をぶちまけたようにギラギラと、光り続けることをやめない。  夜景、というには下品すぎやしまいか。  これを羨ましがる人の感性がよくわからない。  カーテンを閉め、テレビの前の大きなソファに身を沈める。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加