新手の賽銭泥棒というやつ
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で、今日が記念すべき百度目の夜。 別に何も起こらねぇよ! と自分に言い聞かせても、高鳴り続ける鼓動が邪魔して俺はいつまでも眠れずにいた。 まさか自分がこんなに無邪気なお子ちゃまだったとは思いもよらなかった。 こういう時は、目をつぶってひたすら無心になるに限る。 何も考えず、ただひたすら瞼が作る暗闇に集中する。 そうすればだんだん……。 だんだん……。 「おいっすー」 「へ?」
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