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「そう簡単に憑かれてたまるか。つーかやべぇ!旨そう!」
龍樹と呼ばれた少年。
この少年こそ、この物語の主人公である【神宮 龍樹(かみや りゅうき)】。
龍樹はテーブルに運ばれた料理に目を輝かせていた。
「はいはい。まず、顔を洗ってきなさい。
ご飯はそれからね。」
この女性は、【神宮 水穂(かみや みずほ)】龍樹の母親である。
とても一児の母親には見えない。
見た目は二十代前半で、とても綺麗だ。
長くてサラサラの黒髪がチャームポイント。白くて透き通るような肌が自慢の35歳。
ちなみに、巫女である。
「せっかく早く起きたんだ。飯食ったら、久しぶりに稽古つけてやる。」
またもや新聞に視線を置いたまま話すこの男。
龍樹の父親で、【神宮 剛(かみや たける)】という。
身長は187㎝と長身で、髭が自慢の37歳。
神宮家は代々1000年以上続く神社の家系で、剛は47代目当主。
神主である。
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