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狛犬と俺は絶えず攻撃し続ける。
父さんはそれを紙一重でかわす。
やべぇ、疲れた。もう体力と気道力の限界っす。
常に全力で動き回っている俺に、限界が近づいていた。
「そろそろか。」
壁にかけてある時計をちら見すると、父さんは狛犬を一撃で粉砕する。
狛犬は元の紙切れに戻り、ヒラヒラと地面へ落ちていく。
その紙が地面に触れるより先に、俺が地面へと倒れた。
父さんの拳がまた俺の腹を捕らえたのだ。
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