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「ジャジャジャじゃぁああああああんんう゛ぁぁぁああーーー!!!」
なになになになになに!?何なの!?何で俺、空を飛んじゃってんのぉぉお!?
つーか、これ!飛んでるってより落ちてる、落ちてるよぉぉおおお!!
遥か上空から、凄まじい叫び声をあげて、一人の少年が地上にむけて落下していた。
「やったぁ!召喚成功!
さぁ召喚獣さん。
私を助けなさい!」
少年の隣には、同じく凄い速さで落下中の女の子がいた。
はぁ!?なんだよこいつ!
召喚獣ってなんだよ!
つーかこの状況なんなんだよ!
少年は、この理解不能な状況に、ただただ騒ぐばかりだ。
「ぎぁあああああーーー!
たす、たすけ、助けてー!
死ぬぅぅうう!」
空中でじたばたと暴れまわる少年。
「ちょっと!騒いでないで、この状況なんとかしなさいよ!召喚獣でしょ!?
早くなんとかしてくれないと、私死んじゃうじゃないの!」
「うるせぇよ!お前だれだよ?
ここ何処だよ!?
俺達は何で落下してんだよ!?」
「私は貴方のマスターよ!
あの飛空艇から脱出するために飛び降りて、貴方を召喚したんじゃない!
はやく何とかしないと、もうすぐで地面に激突よ!
私達ぺっちゃんこ!」
確かに上空を見ると、船のような形のものが飛んでいる。
意味わかんねぇ。
何だよ【召喚】って。
つーかこの状況がお前のせいだってことだけは分かったよ!
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