一章 †開幕†

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「何なんだよ、アイツ!」 皆が驚く中で俺は一人だけ状況を理解していた。 「紅世の徒?」 「へぇ~。こっちの世界にも知ってる人が居るんだ」 俺達から見て徒の後ろに居る少女がそう言っていた。 「お前何者だ」 俺がそう言うと、 「お前じゃない私はシャナって名前がある」 そう返してきたので俺はつい我を忘れて 「じゃあ、アイツをどうにかしてみろよ!シャナなら倒せんだろ!」 そう言うとシャナと言っていた少女は何処からかマントをはおり 「しょうがない。じゃあ下がっていて」 マントの中から一本の刀を取り出して、気が付くと俺達には見えないスピードで敵を一閃していた。
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