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「ごめん,タッ…」
タクトが勝利者タッツーに目を向けると顔面に激流が襲ってきた。
「うわ,しょっぱい…。やったなこいつめ!」
2人の追いかけっこが始まった。
「なるほどね。塩水をかけることがあの子(タッツー)の愛情表現だった訳ね。」
ツツジはその光景をみてある疑問が解けた。あの落第点のトレーナーが切り札として塩水をとって置ける訳がないと思っていた。しかしタッツーが事前にその技をトレーナーに偶然とはいえ知らせていたから使えたという訳だ。
「『ポケモンと仲良くなる。これだけでポケモントレーナーになれる。』そうよく私達に教えてくださいましたよね。」
タッツーとタクトの追いかけっこを見つめるツツジにナギサが質問する。
「その通りね。彼にタッツーを渡した時点で彼をポケモントレーナーと認めてバトルに望むべきだったわね。」
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