1.ポケモントレーナー

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「ねえタクト!いつまで遊んでるの?バッジ必要でしょ?」 「あ,いけね!」 タクトはタッツーをボールに戻すと慌ててツツジの元に戻ってきた。 「はい、ストーンバッジよ。あなたのトレーナーとしての実力,素直に認めるわ。」 「あ…ありがとうございます。」 タクトはバッジを受け取り、喜びと同時に少し武者震いがした。これからチャンピオンを目指して旅に出るのだ。 「よかったな!タクト。」 「わたしのアドバイス役に立ったでしょ?」 「今日は素直に褒めてやるよ…。」 3人の友達も祝ってくれる。タクトはみんなが待っていてくれたことが嬉しかった。 「ありがとうみんな。じゃあ早速行くか!」 「そうはいかないわ!」 「え…なんで?」 「なんでじゃないわよ。あんな点数でこのままカナズミから出す訳には行かないわ!貴方みたいにバトルだけ強いトレーナーが一番危険なんだから!」 「じゃあまさか…」 「そうよ補習よ補習!これから3時間面倒見てあげるから覚悟しなさい!」 タクトは思わぬところから攻撃を受けた。バッジをもらってから補習をやらなくてはいけないとは…。 「そんなぁ…。」 「あ~あ。まあそんなことだろうと思ったぜ。まあいいやナオキ、俺とバトルしようぜ。」 「何言ってるのケン。あなたもよ。」 「ええ!?」 フィールドには2人の悲鳴と2人の笑い声が響いていた。 「ナオキ!どさくさに紛れて笑ってんじゃねえ!」 「ぎゃ,やめっ」
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