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同じ頃、ケンは自分のポケモンの実力を試したくて野生ポケモンとバトルしていた。ナオキ以外の3人は図鑑より強くなることが必要だと考えていた。
「この俺のポケモンにどのくらいの力があるか楽しみだぜ。」
するとすぐに野性のジクザグマが現れた。
「ジクザグマか…。なかなか強そうだな。行けキモリ!」
ボールからキモリが現れる。ケンは筆記試験にギリギリで合格したため,ポケモンを選ぶ余地が無かった。この地方ではメジャーすぎるキモリはあまり人気がなく,最後まで残っていたのだ。
「キモリ!なんか攻撃しろ。」
キモリは大雑把な命令に困惑しつつも,今の時点でできる攻撃技『はたく』をしに行く。
しかし相手のジクザグマは簡単にかわし,キモリの真後ろに『体当たり』を決めてきた。
「なんだあいつ!?面白え。やってやろうじゃんか!」
ケンは強い野生ポケモンと出会えて興奮した。正直この森のポケモンは捕まえるのは難しくても弱い奴が多いと思っていた。
攻撃から立ち上がったキモリにまたジクザグマは体当たりを決めようと向かってくる。キモリはそれをとっさに避けた。
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