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一方,ナギサは捕獲はそこそこにして自分のポケモンを鍛えていた。彼女の最初のポケモンにイーブイを選んだ。彼女も試験を満点でクリアしていたのでコイルを指名してナオキと競合することもできたが、あえてイーブイにした。
「これでレベル15。まだまだね。」
バトルサーチャーを見ながらナギサはつぶやく。これは自分や相手のポケモンの力を数値化してくれる機械である。ポケモンの力を勝手に数値化し,データとして見ることに抵抗がある人もいるが、ナギサの場合はバトルを極めるために必要だと判断し,使用している。
「ケムッソや弱いジクザグマの相手をしているだけじゃ強くならないみたいね。」
イーブイはナギサの的確な指示で野性ポケモンと戦っていたがナギサが満足するレベルにはまだ足りないようだ。
しばらく草むらを歩いているとバトルサーチャーが(ピピッ)と反応した。
「レベル11…。この辺りで一番強い反応。何かしら?」
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