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ナギサのいる草むらの奥の池の方向に反応があった。
水面すれすれを低空飛行してこちらに向かって来るポケモンがいる。
「あれは…スバメ?」
飛行タイプのポケモンは低空飛行している状態でないと攻撃やボールを当てるのが難しい。レベルも高いし,今が捕獲の絶好のチャンスである。
「イーブイお願い。」
イーブイが元気よくボールから出た。
(肝心なのは最初の一撃よ。集中して。)
ナギサとイーブイは草むらに身を隠した。スバメに気付かれたら上空に逃げられてしまうからだ。
スバメが草むらの近くまで飛んできた。
「今よイーブイ。『電光石火』。」
イーブイは草むらから飛び出し目にも止まらない一撃をスバメに食らわす。
技の性質による効果を除いてもイーブイはスピードには相当の自信があるようだ。
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