2.捕獲マスターの道

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スバメは(終わったな)という感じで池の方に逃げていく。トレーナーにまで攻撃する気はないないようだ。 ナギサは逃げていくスバメを混乱しながら見送っていた。 「タッツー『泡』だ!」 悠々と水面を滑空していたスバメに思わぬ敵が現れた。タクトのタッツーが水底に潜んでいたのだ。 思わぬ所からの攻撃にスバメは避け切れず、まともに食らってしまった。 『泡』は威力はほとんどないが、スバメの素早さを下げた。 「おいナギサ!俺がこいつの相手をするから、早くイーブイに治療を!」 「え?」 「イーブイはまだやられてない。スバメはナギサが捕まえるんだろ?」 「わ…分かったわ。」 突然の助っ人の出現に、ナギサは完全にペースを乱されていた。スクール時代にタクトに助けられたことはない。どちらかというと逆のパターンが多かった。
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