2.捕獲マスターの道

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(そろそろ注意を引くのも限界か…) ナギサにスバメをゲットさせるにはこの場に留めておかなくてはならない。しかしスバメはいつまで経っても攻撃の当たらないこのバトルに飽きはじめていた。 「タッツー『煙幕』!」 タッツーは細い口から黒い固まりを発射する。固まりをはその場で破裂しスバメの視界を遮った。 たまらずスバメは後方に引き返す。 「ナギサ!そっちに行ったぞ!」 「分かったわ!イーブイ『砂かけ』!」 イーブイはナギサといることを選んだ。 飛行タイプのスバメには砂かけは当たらないが、煙幕を食らった上にこれを驚いて回避したため完全に方向感覚を失って上空でフラフラしていた。 「イーブイ『電光石火』!」 電光石火を仕掛けるイーブイの前脚にはモンスターボールが挟まれていた。 イーブイはモンスターボールをスバメに当て、捕獲が完了した。 ナギサはモンスターボールと一緒に落ちてくるイーブイをキャッチした。 「す…すげぇ。ナギサーやったな!」 「イーブイごめんなさい…そしてありがとう!」 「あ…俺お邪魔だったかな?」 イーブイとナギサが涙ながらに抱き合っていた。
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