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「だってよ彼方。」
「んー。」
梓はニヤニヤしながら彼方を見て私も少し期待しながら彼方を見たけど彼方は気にしないでスタスタ歩く。
―ボソッ―
「手だって恋人繋ぎなのに…」
私はボソッと呟いた。
みんなには聞こえてないと思う。
「てかさー明日みんなで遊ばない?」
沙羅はニコッと笑って言った。
私はその言葉に大きく頷いた。
最近は沙羅と梓と遊んでなかったから遊びたいし。
彼方も梓も賛成したみたいだった。
「じゃ、決まりっ!」
彼方とも遊べる~!
「10時から乃愛ん家で待ち合わせでいーよね?」
……ん?
なんで私の家?
そう思って沙羅を見るとニコッと笑って私にウインク…した気がする。
なんか企んでる…?
「なんかたくら「あ、あと、あたし今日乃愛ん家泊まっていい?」
……?
「いいけど…なんで?」
私がそう聞くと沙羅は「なんとなく」と笑った。
なんなんだろう…。
「てか、話してたらもう学校だな。」
…あ、ホントだ。
みんな同じグラスだから別にいいけど。
―――――――――
――――――
―――
「あっというまに学校終わったよね~!」
私はいま沙羅と彼方、梓と一緒に帰っている
私は疲れたけど。
沙羅と梓なんて手繋いでるんだよ。
いいよね恋人って。
私も彼方と手、繋いでるけど私も彼方と恋人として手を繋ぎたいな…。
そういえば言ってなかったですね。
なんと、梓と沙羅も幼馴染みで付き合ってるんです!いいよねー!
羨ましいよね~!
「…で、なんで梓も一緒に帰ってんの?ココ曲がるんじゃないの?」
私はさっきから気になってたコトを梓に聞いた。
だって可笑しいんだもん。
梓の家はココ曲がんなきゃ行けないはずなのに…。
違う道から行くのかな?
「あぁ。俺も彼方ん家に泊まることにした。俺、朝苦手だしいつもは沙羅が起こしに来てくれるけど。」
「へぇ~。じゃ、梓私と一緒だ。私も朝苦手で彼方に起こしに来てくれて、ついでに彼方待たせてるよ。」
仲間だぁ!
嬉しいなぁ。
「乃愛は女の子なんだからしっかりしなきゃ!」
私が喜んでいると沙羅が痛いトコを付く。
彼方も彼方で沙羅の言葉に頷いていた。
わかってる…わかってるんだよ!
でも…(泣)
起きれないんだもん!
「乃愛がちゃんとしっかりできたら、彼方付き合ってくれるかもよ。」
なっ!?
「は?…別にいいけど…」
まじっ!?
「じゃー私、頑張るっ!」
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