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猫玉川と三毛野の間に何があったのか、そもそも接点なんてどこにあるのか疑問に思いながらも、犬井刑事の刑事ライフはダラダラと過ぎていった。
猫玉川は伝説の警部ではないのか?犬井刑事も半ば諦めがついてきたそんな日常に、1つだけ胸踊る時がある。
「お疲れ様です。お茶どうぞ。」
ワンニャン署のマドンナ、宇佐木ミミ巡査(26)と接した時である。
清楚な雰囲気の美兎である。
(わわっ…すごいフローラルないい香りがする…)
この時ばかりは憂鬱さも吹き飛び、ワンニャン署に来て良かったと思える犬井刑事であった。
「犬井、顔がにやけてるぞ」
向かいのデスクの田貫刑事に呆れられるのも最早習慣と化してきている。
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