平凡な日々

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 ボクは女の子と話すのが、得意ではない……というより、むしろ苦手だ。  女の子と話すときのボクは、まるで蛇に睨まれた蛙そのものだ。なんだか、この表現は、女の子に失礼な気がするけど……。  まあ、つまり、緊張からか、自分でも何を言っているか分からなくなるし、とにかく何も考えられなくなる。  ――いや、考えは沢山出てくるのだが、それを落ち着いて対処できなくなり、色々な思考が頭の中を行き交い、結局まともな思考が1つもできない。  何も考えられないのと一緒だ。  とにかく、ボクは女の子と話すことが苦手だ。  普通に会話すら出来ないのに、眼を見て話すなんて以っての外だ。まさにファンタジーの領域だ。  それは、中学、下手をしたら小学生の頃から変わらず、無駄に身体だけ大きくなっただけ。  だけど、ボクは今回、この平和で、平凡で、退屈なボクの世界に、刺激という潤いを与えるため、頑張ろうと思う。  女の子と友達になる  それが、ボクの世界で最も難易度の高いミッションだ。  
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