第一幕:湊の春は今日も空回り

14/31
前へ
/319ページ
次へ
俺と同じクラスになったのは、秀一・山吹・真弘・千里さん……そして俺の隣になったのは… 「ヒョエー!!(ムンク顔)」 「……なにか?」 白土万里(シラト バンリ)様でいらっしゃいます。 見事別れたクラス………俺、去年以上に生きた心地がしない(泣) こんなんで卒業まで持つのかー!?(2年からクラス替えなし) ―祐side― 梓が学校に着いた少し遅くに学校に着いた。 「……はよー」 キャーキャーと騒ぐ女子を振り切って自分の席に着く。 横でも女子の声が聞こえた(別の意味で…) 「キャー!!私がなんでアンタと隣にならなきゃならないのよ!」 「……それはこっちのセリフだ」 不幸にも隣の席になってしまった天野(アマノ)(当然姉の方)は俺を指差しながらギャーギャー言っている(俺はいろいろと疲れたから無視) いつもは止める天野(弟)は隣のクラスだし……湊も隣か? 「こんなのと同じクラスなんて最悪!湊様が居る隣のクラスが良い!!」 「……なら隣に行けば良いだろ、追い返されるだろうがな」 「ムキー!!」 湊のクラスに行きたいのは天野(姉)だけじゃねーんだよ。 見ろよ、このクラスに居る他の守護者達をよ……完璧凹んでるぞ? 青山と湊が同じクラスなのも気にくわねー……湊は無事か? ―湊side― さてさて、早速馴染んだ所でチャイムが鳴った。 そして教室に頭が波〇状態の教頭先生が来た。 え……教頭先生が担任!? 初めて教頭先生を見たが、見事なハゲッ!!(←此処重要) 他の生徒は嫌そうな顔をしていた(そりゃあ俺だって修二(シュウジ)先生が良かったけどさ) そんな生徒の反応に教頭先生は苦笑いした。 「えー、皆さんに新任の先生をご紹介します」 皆いっせいにホッとした(興味がない生徒も居るが…秀一とか)
/319ページ

最初のコメントを投稿しよう!

813人が本棚に入れています
本棚に追加