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「あ、姫鏡が狙われて、そんで雅也さんが危なくて…」
「…いや、雅也殿は危なくない」
いきなり口を挟んだ俺にもニコニコしながら……腹黒く否定された。
……うっ、やっぱちょっと苦手かもー……
なので守護者の後ろに隠れて様子見をした。
「危ないのは雅也殿じゃなくて湊くんだ、なんせ彼らは姫鏡のありかを知らない…だから直接聞きに来るだろう、勿論……ただ聞きに来るだけだとは思えないけど…」
そっか、そこは考えてなかった。
……じゃあ俺がピンチ!?
ムンク顔になってる俺はいきなり立ち上がった守護者にビックリした。
加瀬さんも驚いていた。
最初に言ったのは祐だった。
「俺はなにがあっても湊を守る」
「…誰が来ようと、俺の敵じゃない……」
「お、俺だってこの中じゃ一番弱いけど湊ちゃんを守れる力はある!」
「契約した時から決めている、僕は彼の盾になる覚悟だ」
守護者達の決意した発言に加瀬さんはニッコリとした(今度は腹黒くない)
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