第一幕:湊の春は今日も空回り

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「……それじゃあ、俺の立場がないじゃないか」 「…はひ?」 やべっ!!シリアスの場面で噛んじゃったよ~~~ 幸い誰も俺の声を聞いてなかった(ってか俺が居るの忘れてない?) 「俺は蒼様から派遣されてきた、だから湊くんを護衛する義務がある」 その言葉にその場に居た誰もが固まった(真っ白にな<キラーン>) そして世にも珍しい祐と秀一がハモった。 『はぁぁ!?』 言って二人はハモった事に気付き、しばらくお互いにらみ合い、そっぽを向いた。 「…雅也殿にはもう話してある、学校では君達守護者が…それ以外は俺が守る、OK?」 守護者達は納得がいかないらしく、俺の意見を聞く為に俺に集中した。 ……そして俺は 「別に良いんじゃね?」 そして雅也さん家に新たな仲間(?)が増えた(え、さっきの軽い口調だった?気のせいじゃない?<キラーン>) 皆が居る居間に戻る前に祐は加瀬さんに聞いた。 「…なんで姫鏡が狙われるんだ?普通狙われるんなら、本体の姫じゃねーの?」 「……君達守護者が契約する為には姫鏡が必要だろ?何故姫鏡を使うのか忘れたのかな?」 茶化すように言われて祐は怒りを横に居る俺にぶつけた(げんこつはいてーよ!!) 加瀬さんの質問に凪さんが応えた。 「姫鏡は姫の力を最小限に抑え、守護者の力を解放するものだ」 ほー、知らなかったなぁー……ってか、ほぼ俺、姫鏡使ってないけど大丈夫だよな?
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