第二幕:青山兄弟の正体

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―☆― 「テメェにだけは負けねーからな青山!!」 「フン……俺と湊が相性良いこと見せつけてやる」 「俺の劇見てね梓ちゃん♪」 「はい、絶対行きます!!」 現在雰囲気が全く違う二組が居ます。 現在屋上で練習をしようと集まりました。 梓ちゃんは見学です。 「おい祐、お前相手いねーじゃん…鳴海くん(←此処重視)連れてくれば?(もはや男である鳴海郁には興味がない)」 「相手なら湊やれよ」 「はぁ?俺一応敵クラスなんですけど?」 「……湊は貸さない、お前にはアレが居るだろ」 「梓をアレとか言ってんじゃねーよ!!梓はダメだ、演技下手だし」 「ひっどーい、お兄ちゃんよりはマシよ!!」 何やら兄妹喧嘩が始まってしまった。 俺は秀一と練習した。 祐がアイスを奢ってくれると言うので、祐の相手役もやった(アイスの為に!!) そして、この練習で分かった事は… 秀一がやたら俺に向かって愛の言葉(という名の台詞)を感情的に言う事と… 祐がかなりの棒読みだと言う事だ。 意外な一面だな。 そして下校時刻。 居残りの守護者達が居るからか、祐と秀一と一緒に帰った。 「…平和だなぁ~」 「平和が一番だよ湊」 「雪さんが脅すから直接的に敵が向かってくると思ってたが…」 「……向こうでなんかやってんだろ、戦わないのが一番だ」 チュンチュン …あぁ~、小鳥が鳴いてるな……平和だなぁ~ しかし、俺達がこんなぐうたらで良いのだろうか…… 良いんだよな♪(自己解決) 俺達はまだ桜が残る森の中を歩いた。 この桜祭が最悪な日になることも知らずに……
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