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―☆―
「テメェにだけは負けねーからな青山!!」
「フン……俺と湊が相性良いこと見せつけてやる」
「俺の劇見てね梓ちゃん♪」
「はい、絶対行きます!!」
現在雰囲気が全く違う二組が居ます。
現在屋上で練習をしようと集まりました。
梓ちゃんは見学です。
「おい祐、お前相手いねーじゃん…鳴海くん(←此処重視)連れてくれば?(もはや男である鳴海郁には興味がない)」
「相手なら湊やれよ」
「はぁ?俺一応敵クラスなんですけど?」
「……湊は貸さない、お前にはアレが居るだろ」
「梓をアレとか言ってんじゃねーよ!!梓はダメだ、演技下手だし」
「ひっどーい、お兄ちゃんよりはマシよ!!」
何やら兄妹喧嘩が始まってしまった。
俺は秀一と練習した。
祐がアイスを奢ってくれると言うので、祐の相手役もやった(アイスの為に!!)
そして、この練習で分かった事は…
秀一がやたら俺に向かって愛の言葉(という名の台詞)を感情的に言う事と…
祐がかなりの棒読みだと言う事だ。
意外な一面だな。
そして下校時刻。
居残りの守護者達が居るからか、祐と秀一と一緒に帰った。
「…平和だなぁ~」
「平和が一番だよ湊」
「雪さんが脅すから直接的に敵が向かってくると思ってたが…」
「……向こうでなんかやってんだろ、戦わないのが一番だ」
チュンチュン
…あぁ~、小鳥が鳴いてるな……平和だなぁ~
しかし、俺達がこんなぐうたらで良いのだろうか……
良いんだよな♪(自己解決)
俺達はまだ桜が残る森の中を歩いた。
この桜祭が最悪な日になることも知らずに……
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