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―湊side―
秀一と朝早くに学校に行く。
やっぱり登校する人がいないからいつも賑わう道でも静かだな。
学校に着くと桜祭の準備で先生や実行委員の何人かで作業していた。
そして校舎に入ると秀一に鞄を預けて台本とかを取りに演劇部の倉庫(そこに演劇をする全学年の小道具がある)に向かった(秀一は鞄を置きに教室に)
そして体育館裏の倉庫前まで来たら……
バサバサバサッと何かが大量に落ちる音がした。
俺は慌てて鍵が掛かってない倉庫を開けた。
「大丈夫か!?」
「……いったたた」
そこには2-Bの小道具(と書いた箱)に埋もれてる美少女が居た。
俺の掛け声は『女の子には優しく』『女の子は天使』『てかぶっちゃけ女の子大好きだ』なので、新たな出会いを兼ねて俺は女の子を起こそうと手を伸ばし、そして離した。
女の子は勿論尻餅した。
「いたっ、いきなり離すなんて酷いですよぅ~」
「………なんだ男か」
俺は制服を見てげんなりした。
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