第二幕:青山兄弟の正体

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―湊side― 二回目の公演が終わり、数十分の休憩が入った。 俺はお手洗いに行った(秀一も行こうとしたがファンに囲まれて足止めされている) お手洗い(スッキリ☆)が終わってトイレから出ると目の前に郁が居た。 「ん?どした、郁」 「雪村くんにお願いがあるんだけど…」 「?」 そして数十分の休憩が終わり、また衣装を着る為に更衣室に向かった。 今度の俺は何故かそわそわしていた。 「…湊、どうしたの?」 「いや…早く終わんないかなぁーって思ってさ」 「…………まだ始まってないよ」 秀一も少し不審そうにしてたが、あえて何も言わなかった。 そして公演が始まり、まるで早送りのようにてきぱきと劇をやり(途中委員長に早送り過ぎて殴られたが…)俺達のクラスは公演を終えた。 「そんじゃお先に~」 皆が終わって一段落してる所を俺は通りすぎた。 さすがに我慢の限界なのか、秀一は俺を羽交い締めした。
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