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―湊side―
二回目の公演が終わり、数十分の休憩が入った。
俺はお手洗いに行った(秀一も行こうとしたがファンに囲まれて足止めされている)
お手洗い(スッキリ☆)が終わってトイレから出ると目の前に郁が居た。
「ん?どした、郁」
「雪村くんにお願いがあるんだけど…」
「?」
そして数十分の休憩が終わり、また衣装を着る為に更衣室に向かった。
今度の俺は何故かそわそわしていた。
「…湊、どうしたの?」
「いや…早く終わんないかなぁーって思ってさ」
「…………まだ始まってないよ」
秀一も少し不審そうにしてたが、あえて何も言わなかった。
そして公演が始まり、まるで早送りのようにてきぱきと劇をやり(途中委員長に早送り過ぎて殴られたが…)俺達のクラスは公演を終えた。
「そんじゃお先に~」
皆が終わって一段落してる所を俺は通りすぎた。
さすがに我慢の限界なのか、秀一は俺を羽交い締めした。
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