第二幕:青山兄弟の正体

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―祐side― 「なにぃぃーー!!!鳴海くんが早退だってぇぇーー!!!!」 どっかのバカデカイ声の奴が喚くと、他の生徒達もビックリしていた。 俺は鳴海の相手役だから事前に鳴海から聞き、代役を呼んだと聞いていた。 まぁ最後のワンシーンだから誰でも代わりは出来るだろう。 俺は軽い感じでそう思ってた。 ………アレが来るまでは… 「代役遅くなりました!!」 代役と名乗るヒロインの格好した奴に男子生徒は見とれていた。 それほど綺麗だという事だ。 「…え、誰?」 「……こんな子この学校に居たっけ?」 皆ヒソヒソと話していた。 しかし長い付き合いの俺には誰だか分かった。 「美奈(ミナ)です☆よろしく♪」 湊ぉぉぉーーーーーー!!!!!!!(心の中の悲鳴) なんでアイツが……ってか隣のクラスだろっ!!!! 俺は湊の服を引っ張り奥の控え室に向かった。 誰にも聞かれないように向かい合って湊を壁に押し付けた。
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