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―祐side―
「なにぃぃーー!!!鳴海くんが早退だってぇぇーー!!!!」
どっかのバカデカイ声の奴が喚くと、他の生徒達もビックリしていた。
俺は鳴海の相手役だから事前に鳴海から聞き、代役を呼んだと聞いていた。
まぁ最後のワンシーンだから誰でも代わりは出来るだろう。
俺は軽い感じでそう思ってた。
………アレが来るまでは…
「代役遅くなりました!!」
代役と名乗るヒロインの格好した奴に男子生徒は見とれていた。
それほど綺麗だという事だ。
「…え、誰?」
「……こんな子この学校に居たっけ?」
皆ヒソヒソと話していた。
しかし長い付き合いの俺には誰だか分かった。
「美奈(ミナ)です☆よろしく♪」
湊ぉぉぉーーーーーー!!!!!!!(心の中の悲鳴)
なんでアイツが……ってか隣のクラスだろっ!!!!
俺は湊の服を引っ張り奥の控え室に向かった。
誰にも聞かれないように向かい合って湊を壁に押し付けた。
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