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何処に晃についての資料があるかなんて分からない。
俺は目についた本を手に取った。
「……2代目姫君?」
俺が今何代目なのか分からないが、晃の次の姫って事だよな。
晃以外の姫って知らないから、俺は興味津々だった。
「えーっと、名前が"ルナ"!?外人かよっ!!」
まさかの2代目は外国人だった。
しかし、このお姫様変だな。
守護者が居なかったって書いてあるし……神々の儀式をして3年後に行方不明って…
なんかあったのか?
……姫君って皆幸せじゃなかったのかな?(いや、俺も姫だけどよ)
すると、資料の本が暗くなったと思ったら……
「……何見てんだ?お前…」
「どわぁーー!!!!」
俺は驚いて目の前の本棚に突撃して鼻を打った。
「いっててて……鼻血出たらどうすんだ!!そして後ろに立つなっ!!」
「……わーわー喚くな、此処…地下だから響くんだよ」
俺は反省をしない祐に本をぶつけた(それをかわすからさらに腹立った)
ってかなんで祐が此処に居るんだよ!!
部屋で寝てろっ!!永眠しとけっ!!
そんな俺の心が分かったかのように、祐は俺の頭をグリグリした。
「痛っ!!痛い痛いっ!!!!!???」
「お前、全部口に出して言ってんじゃねーよ!!」
「祐っ!!俺お前に聞きたい事があったたたたっ!!!!!!!!!」
「………聞きたい事?」
祐のグリグリする手をバシバシ叩くと祐は、あっさり俺を解放した。
なんだ…最初っからこうすれば良かった……なんて頭を擦りながら考えてたら祐が俺と目線が合うようにしゃがんだ。
「……で、知りたい事って?」
「あ、あぁ……その前に俺が聞きたい事ある」
「あ?」
なんか嫌そうな祐、俺はそれをあえてスルーした。
「祐、なんで部屋に居ないの?お前一日中寝てなかったんじゃねーの?」
「……あぁ寝てたよ、寝ていたかったよ」
祐、なんか老けた?(笑)
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