第三幕:黄泉の箱庭

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「ありがとぅーございますぅー」 お酒のせいか分からないけど、ゆっくり口調の雪さんの真似をした(この喋り方疲れるなぁー) 雪さんは持ってた酒瓶じゃなく、何処からか取り出したチューハイを俺に渡した。 俺は陣さんが止めに入る前にチューハイを牛乳の様に飲んだ。 一気飲みは出来ないからちょびちょび飲んだ。 すると、歳のせいか体質か分からないが酒がすぐに身体中に回った。 真っ赤になってヘロヘロだ。 それを吹き飛ばされてた陣さんが慌てて俺の元に駆け寄った。 「湊様っ!!ご無事ですか!?」 陣さんが来たのは分かったが、上手く身体を動かせない。 一歩歩くと右にふらふらぁ~左にふらふらぁ~ それを陣さんが慌てて受け止めようとする。 「あはははぁ~陣しゃん面白いねぇ~(お花畑が見える)」 「湊様の方が充分面白いですよっ(特に動きが)」 陣さんは俺を受け止めて一安心した。 酒を飲むと本音が言えるって本当なんだな。 俺は理性がある時絶対に言えない質問を陣さんにした。 「なぁ~陣しゃんってさぁ~男を好きになっちゃ事あるぅ~?」 「えっ!?」 ぶっちゃけトークに陣さんは真っ赤になって挙動不審になる。 またそれが面白いのか、陣さんの頬を突っついて笑っていた。
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