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―湊side―
ところでライカさんはこんな所で何をしていたのだろうか…(自分の事は無視)
「ライカさん、こんな夜遅くに何してるの?」
「……散歩?」
何故最後疑問系?
俺はそれ以上触れなかった。
そして、ライカさんは逆に俺に聞いてみた。
「……湊は何故此処に居る?」
「俺は酔い醒まし?」
そう言って本邸の方を指差した。
未成年の飲酒には大して怒らなかった(俺ももう酒飲まない(泣)
ライカさんは本邸を見て難しい顔をした。
……なんだろう、ライカさんの周りの空気が変わった。
その空気の正体は、嫌でもすぐに分かった。
俺が来た道とは反対の奥から足音が聞こえる。
……それも一人じゃない。
耳をすまして身構える。
すると…
「…ッチ、ライカ!!単独行動してんじゃねーよ」
「本当に、仲間意識がありませんね…横の誰かさんと同じで…」
「横の誰かさんって俺しか居ねぇじゃねーか!!」
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