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「おはよう、今日は寝坊じゃないのね」
「うん、朝っぱらからお母さんの雷が炸裂でねー」
私は親友達と学校に向かった。
申し遅れました、私の名前は佐久間梓(サクマ アズサ)。
ちょっと前までは従兄弟の家に居候してたけど、海外転勤から一時帰国してお母さんだけが日本に残る事になって、二人で暮らす事になりました(お父さんはまた海外に行きました)
そして学校に着いて私達は手を繋いで一列に並んだ。
「いくよ!」
『せーの』
一歩前に踏み出した。
『高校生活スタート!!』
こうして私達は高校生になりました。
クラスを確認する為に生徒で賑わっているクラス表を見た。
千尋と優ちゃんは同じクラスみたい。
そして千尋は横に居る男の子を見た。
綺麗な顔立ちの男の子にうっとりしていたが、男の子はスタスタと校舎に入ってしまった。
私もクラス確認しようとするが、紙が指をすり抜けて風に舞った。
「…あ」
紙を追いかけようと走るが、途中で転けてしまった。
地面にこんにちはするのを覚悟で目を瞑る。
すると……
「……っぶねー」
千尋と優ちゃんの心配する声が聞こえる。
だけど、私は支えてくれた人の顔をジッと見ていた。
支えてくれた人の手にはクラス番号が書かれた紙があった。
…けど、今の私にはどうでもよかった。
これは偶然か……必然か……
夢の中で会った騎士様がそこには居た。
「大丈夫?」
「……は、はい」
騎士様は私を心配した後、さっさと何処かに行ってしまった。
私は彼が行った後、千尋達に心配されたがしばらくボケーッとしていた。
それは運命の出会いだった……
この世界を変える………必然的な出会い
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